読書にはどんな効果がある?大人になってから本を読むメリット

心豊かな暮らし

本を読むと、知識が増えたり新しい情報を得られたりします。けれど、読書の良さはそれだけではありません。

忙しさやスマホを見る時間が増えて、以前より本を読まなくなった人もいるかもしれません。

それでも、今の自分が読みやすい一冊を手に取ることで、読書ならではの楽しさを改めて感じられます。

読書の効果は、知識が増えることだけではない

読書というと、「知識を増やすため」「勉強のため」というイメージを持つことがあります。

けれど、本を読む時間には、知らなかった考え方に触れたり、自分の気持ちを整理したり、物語の世界に入り込んだりと、知識だけでは表せない良さがあります。

大人になってからの読書は、学ぶためだけでなく、日々の過ごし方や気持ちの持ち方を少し豊かにしてくれる時間にもなります。

大人になってから感じやすい読書の5つの効果

大人になってから本を読むと、若いころとは違った受け取り方をすることがあります。

これまでの経験と重ねながら読んだり、自分とは違う価値観に触れたりすることで、一冊の本から得られるものも変わってきます。

ここでは、大人になってから感じやすい読書の5つの効果を見ていきます。

自分の経験だけでは出会えない考え方に触れられる

毎日の生活では、どうしても関わる人や見る情報がある程度決まってきます。そんな中で、本は自分とは違う立場や価値観に触れられる入り口になります。

自分なら選ばない生き方を知ったり、これまで当たり前だと思っていたことを別の角度から見たりすることで、「こんな考え方もあるんだ」と気づくことがあります。

すぐに役立つ知識でなくても、自分の中に新しい視点がひとつ増えることは、読書ならではの面白さです。

言葉に触れることで、考えや気持ちを整理しやすくなる

本を読んでいると、「まさにこういうことだったのか」と、自分の気持ちを表してくれる言葉に出会うことがあります。

なんとなく感じていたことも、言葉として目にすると、考えが整理されたり、自分が何を気にしていたのかが見えてきたりします。

読書で多くの言葉に触れることは、単に語彙を増やすだけではありません。自分の考えや気持ちを捉える手がかりが増えるという良さもあります。

道草さん
道草さん

『そうそう、私が言いたかったのはこれ』と思える言葉に出会うこともありますよね。

読書の時間が気分の切り替えにつながる

スマホを見ていると、ニュースやSNS、動画など、短い時間のうちにさまざまな情報が入ってきます。

一方、本を読むときは、一つの文章や物語をある程度まとまった時間追っていきます。目の前の内容に意識が向くことで、仕事や家事など日常のことから少し離れ、気持ちを切り替えやすくなることがあります。

数ページ読むだけでも、いつもの情報から少し距離を置く時間として楽しめます。

物語を通して、別の人生を疑似体験できる

小説を読めば、自分が実際には経験していない時代や土地、仕事、人間関係の中に入っていくことができます。

登場人物の気持ちを追いながら、「自分だったらどうするだろう」と考えたり、自分とはまったく違う生き方に触れたりするのも、物語を読む楽しさの一つです。

実際に出かけなくても、本を開けば自分の知らない世界をのぞくことができるそれも読書ならではの魅力です。

一人の時間を楽しめる趣味になる

読書は、自宅でも外出先でも、一人で自分のペースで楽しめます。天候に左右されにくく、少し空いた時間にも取り入れやすい趣味です。

その一方で、本屋や図書館へ出かけたり、読んだ本について誰かと話したりと、楽しみ方を外へ広げることもできます。

一人で静かに楽しむ日があっても、人との会話につながる日があってもいい。そのときの暮らしに合わせて付き合えることも、読書の続けやすさにつながります。

久しぶりの読書は、読みやすい一冊から始める

しばらく本から離れていると、いざ読もうと思っても、何を選べばいいのか迷うことがあります。

そんなときは、長い本や難しい本にこだわらず、好きな作家や気になるテーマ、短めのエッセイなど、「これなら読めそう」と思える一冊から入ると気楽です。

毎日読むことにこだわらず、その日の気分で別の本を手に取るのも読書の楽しみ方のひとつです。気になる本を、自分のペースで少しずつ読んでいくくらいがちょうどいいこともあります。

読み切ることを目標にしない

読み始めた本が、思っていたほど自分に合わないこともあります。そんなときに「せっかく買ったから」「最後まで読まないともったいない」と無理をすると、読書そのものが少し重たくなってしまいます。

気になるところだけ読んだり、途中でいったん置いたり、別の本を読み始めたり。そのときの気分や興味に合わせて読むくらいの方が、読書を楽しみやすくなります。

ピース又吉直樹さんが以前、「面白くない本は、自分にまだその面白さが分からないだけかもしれない」という趣旨の話をしていて、ずっと印象に残っています。

最後まで読んだ冊数より、「この本、おもしろかったな」「この言葉は覚えておきたいな」と思えるものが残ることの方が、読書の満足感につながります。

今の自分が読みやすい方法を選ぶ

若いころは文庫本を何時間も読めたのに、今は小さな文字が疲れる。そんな変化があれば、読む方法を変えてみるのもひとつです。

文字の大きな本を選んだり、電子書籍で文字サイズを調整したり、図書館で何冊か手に取ってから選んだり。長編が負担なら、短編やエッセイのように区切りよく読める本もあります。

本の形や読み方はひとつではありません。今の自分が「読みやすい」と感じる方法を選べると、読書との付き合い方もぐっと楽になります。

まとめ

読書には、知識を得るだけではなく、考え方を広げたり、気持ちを切り替えたり、一人の時間を楽しんだりする良さがあります。

しばらく本から離れていても、気になる一冊を少しずつ読むところから、読書の楽しさを取り戻していけます。

今の自分に合う本や読み方を見つけながら、好きなときに自分のペースで楽しめる。読書はこれからも長く付き合っていける、とてもいい趣味のひとつですね。